フィリピンで食べられている餅『ティコイ』をご存知ですか?
ティコイは一般的に、フィリピンの正月や旧正月で食べられる縁起物として愛されています。
今回の記事では、そんなティコイに関して詳しくご紹介致します。ティコイの由来や食べ方など、これからティコイを食べる方からティコイを詳しく知りたい方まで必見の内容です!
- ティコイが好きな方
- フィリピンの餅に興味ある方
ティコイはフィリピンで人気の餅

ティコイ(Tikoy)はフィリピンで人気の餅で、元々は中華系フィリピン人を中心に人気が広まった食べ物で、正月に縁起物として食べられます。
フィリピンではティコイは日常の生活にも溶け込んでおり、一般的なスーパーのパンコーナーやスナック菓子コーナーに行くと、ティコイが販売されているのを見かけます。
以下では、ティコイの詳細をご紹介致します!
ティコイの材料

フィリピンの餅として食べられている『ティコイ』の主な材料は4つあり『もち米・ラード・水・砂糖』です。
ティコイに使用する砂糖が白いと、白のティコイが出来上がり、ブラウンシュガーを使用すると茶色のティコイが出来上がります。
ティコイの文化は中国からフィリピンへ

フィリピンの餅として食べられるティコイは、19世紀後半に中国の福建省から入ってきた文化です。
中国ではティコイを年糕(ねんこう)と呼び、英語では『Nian Gao(ニェンガオ)』と呼びます。
年糕は『年々より良くなる』と言う幸運を意味し、給料や背などが高くなるという縁起担ぎとして中国では食べられています。
また一節では、中国の新年で悪い報告をすれば悪い年になるという説があり、甘い餅を口に頬張れば、悪い報告すら出来なくなると言う言い伝えから、年糕を食べるようになったと言われています。
ティコイはマニラのパン屋から広まった

フィリピンのティコイは中国系フィリピン人を中心にして国内に広まりました。
そのキッカケになったのが、フィリピンの首都・マニラにあるベーカリー『Eng Bee Tin Chinese Deli』です。
1912年にマニラのチャイナタウンにオープンしたベーカリーで、伝統的な中国料理を販売しており、その中にティコイも含まれていました。
現在では、ティコイを買い求める方も多く、マニラに訪れた際は、Eng Bee Tin Chinese Deliに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
名称 | Eng Bee Tin Chinese Deli |
時間 | 07:00〜18:00 |
場所 | フィリピン マニラ |
地図 |
ティコイを食べる時期

フィリピンでティコイを食べる時期は『正月もしくは旧正月』です。
中華系フィリピン人を中心に、縁起物として家族揃って、正月にティコイを食べます。
縁起の良い贈り物としてティコイをお世話になった人や、仲の良い友人に送ったりする文化もあります。
また正月の時期になるとティコイはスーパーなどでも簡単に手に入るので気になる方は、是非食べてみてください。

ティコイのバリエーションは豊富

フィリピンのティコイは一般的に白い餅ですが、それ以外にも多くのバリエーションが存在します。
ブラウンシュガーを使った茶色いティコイ、ココナッツミルク、ウベ、パンダン、チーズ、練乳、苺を混ぜたティコイも存在します。
上記で紹介したバリエーションのティコイもフィリピンのスーパーで見つけることが出来ます。
ティコイは日本でも購入可能

フィリピンの餅『ティコイ』は日本でも食べることが出来ます。
日本にいるフィリピン人在住者向けの通販サイトから¥702 (税込)で、ティコイを購入することが出来ますので、気になる方は購入してみてください!
ティコイの食べ方

ティコイは調理せずにそのまま食べることが出来ます。
しかしながら、一般的なティコイの食べ方は、5〜6ミリくらいの厚さで切って、溶き卵にディップして、少量の油で表面がカリカリになるまで炒めます。
本場・中国でもこのような調理方法をしてティコイを食べるようです。
人によれば、ティコイをアイスクリームと一緒に食べたり、ココナッツやすり潰したピーナッツと一緒にティコイを食べる方もいるようです。
フィリピンの餅・ティコイまとめ

フィリピンの餅・ティコイの魅力は伝わりましたか?
フィリピンのお正月をお祝いする縁起物としてティコイを食べてみてはいかがでしょうか?
フィリピンの一般的なスーパーにティコイは売られているので、まずは気軽に食べてみることをおすすめします!
\たくさんの方に選ばれています!/