セブ島から2時間で移動できるボホール島。丘が1200個以上あるファンタジックな景色が見れるボホール島の人気観光地・チョコレートヒルズ。今回はチョコレートヒルズの場所、歴史、名前の由来、またチョコレートヒルズに自力とツアー利用の2つを紹介します。ユネスコ世界遺産候補にもなっているチョコレートヒルズの魅力をお伝え致します。
この記事で伝えたいこと
チョコレートヒルズがあるボホール島はどんな場所?

フィリピン・セブ島より港から高速船で片道2時間の場所にボホール島はあります。ボホール島の面積はフィリピンの離島で10番目に大きな島です。ボホール島は格好スポットが多く、有名な観光地は1286個の丘が連なるチョコレートヒルズや世界最小の猿・ターシャを見ることが出来ます。
セブ島からのアクセルも非常に良いことからセブ島から出発する日帰りツアーも多く充実しいます・また2018年にはボホール島パングラオに国際空港が完成し、今では海外から直接、ボホール島に飛行機での移動が可能となりました。ジンベイザメが泳げるようになったボホール島はこれから更に人気の観光名所になること間違いなし。そんなボホール島のチョコレートヒルズに関してご紹介致します。
ボホール島 基本情報
チョコレートヒルズとは

2006年から始まったボホール島の観光地・人気のチョコレートヒルズ(Chocolate Hills)は最小でも 1,260の丘存在し、50km2の敷地に最大で1,776の丘があり、丘の高さは30〜50メートルと言われています。通常、チョコレートヒルズの丘は緑ですが、乾季に入ると木々が紅葉しチョコレートのように見えることからチョコレートヒルズと言われています。チョコレートヒルズがある場所は大昔は海底だったこともあり、古代の珊瑚や貝類等が含む石灰岩が現在では島の半分が大理石と言われています。
チョコレートヒルズの名前の由来
乾季に見るチョコレートヒルズは木々が紅葉しチョコレート色になる際、見た目がまるで「チョコレート・キス」の様だと言うことからチョコレートヒルズと呼ばれる由来になったそうなのだとか。
チョコレートヒルズの歴史
約200万年前に海底のマグマが隆起した事、そして長年の雨水の侵食により現在のチョコレートヒルズになったのではないかと言う歴史がありますが、真相は今だ謎のままです。
ボホール島には伝説が3つあり、最も有名な話では、大昔に2名の大男が、石を投げ合い喧嘩をした際に出来上がった丘がチョコレートヒルズなのだとか。他には巨人が失恋によって流した涙が丘になりチョコレートヒルズになったり、巨大な生物の糞が乾燥し丘になりチョコレートヒルズになったのだとか。
チョコレートヒルズは世界遺産
チョコレートヒルズはユネスコの世界遺産には登録されていません。しかしながら、フィリピン観光庁の国内を代表する観光地のリストに入っておりユネスコ世界遺産の候補(世界遺産暫定リスト)として提案されました。
候補として選ばれた場所は「10年以内に世界遺産登録を目指す」定義の元で今後、ユネスコからチョコレートヒルズは世界遺産に登録される可能性はあります。世界遺産登録前のまだ観光客が少ないうちに是非、チョコレートヒルズに足を運んではいかがでしょうか。
チョコレートヒルズ以外にも世界遺産暫定リストとしてロボック教会も選ばれています。また以下、フィリピンの世界遺産一覧で6つの場所を紹介しています。
- ロボック教会
- チョコレートヒルズ
- バロック様式教会群
- フィリピン・コルディリェーラの棚田群
- ビガン歴史都市
- トゥバタハ岩礁海中公園
- プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
- ハミギタン山地野生生物保護区
チョコレートヒルズはどこから眺められる場所2つ

ボホール島のチョコレートヒルズが眺めることが可能な2つの場所をご紹介致します。
①チョコレート・ヒルズ・コンプレックス
大半の方がチョコレートヒルズを見る際に利用する公営の観光施設はチョコレート・ヒルズ・コンプレックス (Chocolate Hills Complex)です。200段近い階段を登って壮大なチョコレートヒルズの景色を見ましょう。
- 英語表記:Chocolate Hills Complex
- 営業時間:6:00〜18:00
- 場所:ボホール島
- 入場料:50ペソ
②サグバヤン・ピーク
違う角度からチョコレートヒルズを眺めることが可能で、場所はサグバヤンにある山のリゾート・サグバヤン・ピーク (Sagbayan Peak)になります。先ほど紹介した、チョコレート・ヒルズ・コンプレックスから18 km離れた場所にあります。
- 英語表記:Sagbayan Peak
- 営業時間:08:00〜20:00
- 場所:ボホール島
- 入場料:10ペソ
チョコレートヒルズのベストシーズン

チョコレートヒルズに訪れるべきベストシーズンは木々が紅葉しチョコレート色をする4月~6月です。ボホール島の乾季である12月から5月であれば晴れ間も多く観光に適しています。ボホール島の雨季である6月から11月は降水確率が上がり、チョコレートヒルズは午後に雨が降ることが多く午前中に訪れることをお勧め致します。
基本的には常夏で半袖・半ズボンで問題ありませんが、ボホール島に向けた高速船内のエアコンが効き過ぎている事があるので羽織るカーディガンやストールを持参すると良さそうです。
毎年4月~6月
チョコレートヒルズに自力で行く方法2選

自力でチョコレートヒルズに行く為には2つ方法があります。1つ目がボホール島に前泊してツアーに申し込み参加する方法です。2つ目が当日の朝に高速船でセブ島からボホール島に移動し、港で車をチャーター後にチョコレートヒルズを見る方法です。
ボホール島宿泊の場合
自力で行く方法の1つとして、ボホール島に前泊の方は向けの方法です。リゾートホテルが並ぶパングラオのエリアには現地の旅行会社やキャッチがおり、英語もしくはビサヤ語でチョコレートヒルズに行くツアーの予約が可能です。
費用はツアーの参加代金で貸切専用車で2,500〜3,500ペソ程、他のお客さんと一緒に参加する混載の場合は料金は安くなり2,500ペソ以下で参加できる場合があります。
セブ島からボホール島日帰り旅行の場合
当日の早朝の高速船でセブ島からボホール島に移動し、車のチャーターしチョコレートヒルズを見ることも可能です。ボホール島の港・タグビラランには運転手付きのバンが待機しているので、行き先と利用時間を指定してい貸し切ることが可能です。相場で12名乗りのバンで2,500〜3,500ペソで貸切可能です。この料金は車のチャーター代のみで各種エントランスは別途です。
またバックパッカーや旅人向けに港でバイクを借りて移動する方もいるようです。バイクの値段は1日500ペソ程から。繁忙期やボホール到着の時間が遅いと空きの車やバイクがない可能性があるので注意が必要です。
チョコレートヒルズにツアー利用で行く方法

ボホール島へのアクセスで最も人気なのはツアー利用を通して行くことです。ツアー利用をすると、以下の特典が料金に含まれスムーズにボホール島の観光を楽しむことが出来ます。
- 日本語ガイドで英語が喋れなくても安心
- セブ島内の宿泊先ホテルの往復送迎
- アクションカメラGoProの無料レンタル
- ボホール島の往復高速船チケットも手配済みで安心
- 限られたセブ島旅行の中、ツアーを利用し圧倒的に時間短縮できる。
ツアー利用は、旅行で日程に限りがある方、スムーズに旅行されたい方等にお勧めです。日本語ガイドが丁寧にご案内しますので、初めての海外や英語が話せない方にも安心してツアーを利用することが出来ます。以下のリンクより、ツアーの詳細が確認できます。
チョコレートヒルズ観光の注意事項3つ

チョコレートヒルズ観光の3つ注意事項を事前に確認しておきましょう!
①足元は歩きやすい格好で
チョコレートヒルズの展望台に登るまで200段程の階段を上り下りします。時間にして片道5〜10分の階段移動は普段運動してないとしんどいです。可能であればヒールや厚底の靴は避けて歩きやすい格好でチョコレートヒルズに行きましょう。
②女性は日焼け対策も
チョコレートヒルズの展望台は屋根がなく直射日光を受けます。特に女性で日焼けが気になる方は、長袖を着たり日焼け対策の傘を持参するのも良さそうです。まだ徹底的に日焼け対策するなら日焼け止めを持っていきましょう
③ドローンの飛行は朝8時まで
チョコレートヒルズではドローン撮影が可能とされています。しかしながら時間に制限があり、朝の8時までに撮影を終わらさなければなりません。ドローン撮影希望の方はボホール島に前泊が必要そうです。
チョコレートヒルズ観光の持ち物

チョコレートヒルズ観光に行く際の持ち物を「必要なもの」と「あると便利なもの」の2つでご紹介します。
持ち物(必要なもの)
- お財布
- 携帯電話
- カメラ
- 歩きやすい靴やサンダル
持ち物(あると便利なもの)
- 日焼け止め
- サングラス
チョコレートヒルズ周辺の観光地3つ
チョコレートヒルズ周辺で可能な観光地を3つ「ATV(バギー)」「空中バイク」「世界最小の猿・ターシャ」ご紹介致します。
①ATV(バギー)

ボホール島でチョコレートを見た際に一緒に体験して欲しいのが、チョコレートヒルズの麓で行われるATV(バギー)体験です。バギーはグラハム エーティービー レンタル(Graham ATV Rental)で挑戦出来ます。デコボコの斜面を登りながら、チョコレートヒルズを眺めてのATVは格別の体験です。泥はねがあるので、汚れてもOKな格好で挑戦しましょう!
- 英語表記:Graham ATV Rental
- 営業時間:9:00〜17:00
- 場所:ボホール島
- 予算:600〜1,000ペソ
②空中バイク

チョコレートヒルズアドベンチャーパーク(Chocolate Hills Adventure Park)ではスリル満点の空中バイクが体験可能です。約45mの高さに張られたワイヤーを自転車で渡っていきます。専属のカメラマンが付き添い素敵な写真を撮ってくれます。近くの窓口で100ペソにて写真の購入が可能です。
- 英語表記:Chocolate Hills Adventure Park
- 業時間:8:30〜17:30
- 場所:ボホール
- 予算:550ペソ〜
③世界最小の猿・ターシャ

ボホール島で大人気の世界最小の猿・ターシャが見れるのはフィリピンでボホール島・ターシャ コンサベーション エリア(Tarsier Conservation Area)。ターシャは非常に繊細で、ストレスを感じると自害するので見る際は以下の3つの約束事を守って楽しみ下さい。「大きな声を出さない」「フラッシュ撮影しない」「一定の距離を取って見る」です。可愛いターシャにあなたも惚れること間違いなし。
- 英語表記:Tarsier Conservation Area
- 営業時間:8:30〜16:00
- 場所:ボホール島
- 予算:100ペソ〜
チョコレートヒルズツアーの申込方法

上記を参考に素敵なチョコレートヒルズに訪れてみましょう!ボホール島ツアー利用を検討中の方は日本語ガイドが案内するセブ島オプショナルツアー・セブセレクトツアーズのご利用をお勧め致します!素敵なボホール島旅行のサポートをさせて頂きます。ツアーの詳細や予約は以下のリンクより確認出来ます。皆様のご連絡をお待ちしております!
ボホール州 公式サイト