フィリピンのシャーマン【ババイラン】をご存知ですか?
ババイランは、スピリットの世界で霊と会話ができ、ハーブなどを使用して病人の治療を行うことが出来る、フィリピン先住民の指導者の役割を行っていました。
今回の記事では、そんなフィリピンのシャーマン【ババイラン】について詳しくお伝えいたします!
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フィリピンのシャーマン・ババイラン

フィリピン先住民の宗教指導者は『ババイラン(別名:バリアン、もしくはカタロナン)』と呼ばれ、フィリピンのシャーマン、ヒーラー、預言者として活躍していました。
通常、ババイランは女性のことが多く、男性の場合は女装しており、基本的には女性の仕事です。
ババイランはフィリピンが植民地時代以前に活動されており、『母国への愛、正義と平和を実現』するためにコミュニティの奉仕活動を行っていました。
フィリピンのシャーマン・ババイランの治癒力

フィリピンの各民族グループにはアニミズム的存在のババイランが存在し、彼等はスピリットガイドを持っていると信じられていました。
スピリットガイドとは、スピリットの世界と連絡を取り、死者や自然の霊と対話が出来る方を指し、儀式、占い、病人の治癒(ヒロット、アーブラリョ)、魔術などを行っていました。
ババイランは『気象に影響』を与え、自然が持つ強力な力を利用することが出来ました。
また『闇の魔法を打ち消し、病人や負傷者の治癒』を行い高い評価を得ていました。
ババイランはハーブの知識に精通しており、さまざまな根や種子から治療薬、解毒剤、ポーションを制作し、これらを使って病気を治療したり、敵を倒す為に使いました。
フィリピンのシャーマン・ババイランになるには

一般的にババイランは、親戚内で地位を継承し、親から子へと受け継がれていきます。少数では、年上のシャーマンが、村の中から適正な若い女性を選び見習いにすることもありました。
ババイランの見習いは、通常数ヶ月から数年掛かり、儀式、聖歌、ハーブによる治癒の実践、魔法の呪文などのトレーニングを行います。
見習い中に「シャーマニズムの開始の危機(別名:シャーマニズム、またはシャーマニックマッドネス)」を経験した後に、ババイランとして認められます。
これは、臨死体験、突然の発作と震え、うつ病などの現象が起こり、奇妙なビジョンや夢を見た後に、霊とコンタクトが取れるようになります。
そしてシャーマンの開始儀式を受けます。
この儀式では、ハーブやアルコールを介してトランス状態に陥らせ、肉体的または心理的に困難で危機的状況にすることにより、立派なババイランになります。

フィリピンのシャーマン・ババイランの迫害

残念ながら、フィリピンのシャーマン・ババイランは、スペイン人がフィリピンに到着した際に、全てのババイランは迫害されました。
スペイン人がフィリピンで探求を行っていた際も、ババイランは最前に立ち続け、戦ってきました。
しかしながら、スペイン人はババイランを『魔女や悪魔の司祭』として悪評があり、厳しく迫害されました。
ババイランの儀式用の道具は破壊され、ババイランは山に連れて行かれました。
現在では、ババイランの役割は主に男性が『フォークヒーラー』と言う役職で引き継がれているそうです。
フィリピンのシャーマン・ババイランまとめ

フィリピンのシャーマン・ババイランはかなり興味深い内容でした。
スペインによるフィリピンの植民地化が行われていなかったら、いまだにババイランは存在していたと思うと残念です。
ババイランが行っていたヒロットという治療はいまでもフィリピンで受けることが出来るので、気になる方は調べてみて下さい!
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