『フィリピンでシャブが蔓延しているって知っていましたか?』
フィリピンでは悪条件で働く労働者も多く、多くの賃金を稼ぐためにシャブを使用して長時間労働を強いられている方もいます。
今回の記事では、そんなフィリピンで蔓延しているシャブに関して詳しくご紹介致します。
フィリピンのリアルな実態を知りたい方は必見の内容です!
- フィリピンのシャブを詳しく知りたい方
- フィリピンの違法薬物事情を知りたい方
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フィリピンで蔓延するシャブ

『シャブ』とは、塩酸メタンフェタミンの呼び名で、無臭の結晶または結晶性粉末で、色は白く、味は苦いフィリピンで需要のある違法薬物です。
フィリピンでも、日本と同じく呼び名は『シャブ』と呼ばれ、所得層に関係なく幅広く使用されており、フィリピンの人口の約10%である約700万人が使用していると推定されています。
シャブは依存性が強く、フィリピンの使用者の中の180万人は、すでにシャブ依存症に掛かっており、リハビリを行わないとシャブが辞められない状況にあります。
実際に、フィリピンの薬物治療施設に入院した薬物中毒者の約97%がシャブの使用者でした。
フィリピンには、他にも大麻やコカインなどの違法ドラッグも出回っていますが、麻薬使用者の90%はシャブを使用している調査結果もあります。
以前は、主に中国からのシャブを輸入していたフィリピンですが、現在ではフィリピン国内でも多くのシャブが生産可能となり、最大で1日1トン以上を生産可能です。
フィリピンの富裕層は、コカインまたはヘロインを好みますが、安価で手に入るシャブは低所得や中所得層に需要があります。
その為、フィリピンでシャブは『貧乏人のコカイン(Poor Man’s Cocaine)』と呼ばれ、高価なコカインの安価で買える劣化版として使用する方も少なくないようです。
フィリピンの違法薬物【シャブ】ってなに

シャブとは、アンフェタミン類の精神刺激薬であり、総称してアンフェタミン、メタンフェタミンおよびエクスタシーと呼ばれます。
シャブを摂取すると、脳神経系にドーパミンを送られ、心身を一時的に活性化させます。
中毒性が強いシャブは、乱用・依存を誘発することもあり、日本では、覚醒剤として取り締まられている違法薬物です。
効果は、通常約3時間以上続き、身体への活発化を求めて、立て続けにシャブを乱用する方も少なくないようです。
フィリピン意外の世界でも蔓延るシャブの現状

世界中でシャブの使用量は約3,000万人程おり、世界の15〜64歳の人口の約0.7%が使用している計算になります。
フィリピン以外のアジア諸国(タイ、日本、韓国、台湾)などでもシャブは出回り、アジアの覚醒剤使用者の60%はシャブを使用しています。
フィリピンのシャブの値段

シャブの1グラムの価格
1,300ペソ〜25,000ペソ
※2016年10月 フィリピン麻薬取締機関(PDEA)
通常のシャブは、パッケージに小分けされて販売されており、1パッケージに0.01gのシャブが入っており、1回の摂取が可能で、値段は300ペソ(約600円)程です。
ドゥテルテ大統領による、フィリピンでの麻薬戦争の影響もあり、以前は1パッケージの値段が、200ペソ(約400円)程で、現在は値上がり傾向にあります。
ちなみに、フィリピンのコカインの値段が5,000〜7,000ペソ(約1万円〜1万4千円)と比べると圧倒的に安価です。
フィリピンでのシャブの呼び名

フィリピンでシャブの呼び名は他にもあり、取引の際などに使用される名前としては、『アイス・メス・クリスタル・バスーラ・タワス・バタク・ウーバス・ショーパオ』などです。
フィリピンではシャブの使用が社会問題

フィリピンでは、『権力の腐敗、未熟な司法制度、高い失業率、低賃金』などの悪条件が重なり、経済的に恵まれない一部のフィリピン人は、長時間労働による増収を目指し、意図的にシャブを摂取する方がいます。
フィリピンでのシャブの使用量は、世界的に見ると少ないような傾向にありますが、国内の違法薬物市場の中でシャブは、依然として需要が高く社会問題となっています。
フィリピンでのシャブの所持や使用は、薬の量に限らず、終身刑を宣告されます。
大麻とシャブを区別をせずに使用するフィリピン人

フィリピンでシャブを使用している方の、大半は大麻の使用者であることが分かりました。
薬物中毒治療の専門家によれば、大麻とシャブを区別せずに使用する方もいるそうです。
しかしながら、シャブは大麻とまったく異なり、攻撃性や精神疾患を含む副作用が強く、中毒性が強く、習慣性のある覚醒剤で、身体的・精神的なダメージが大きいです。
フィリピンの薬物戦争でシャブは減少傾向

フィリピンの政権がドゥテルテ大統領以降、国内で薬物戦争が起こり、シャブの使用者は減少傾向にあります。
また、それ以前の2010年から2015年の5年間は、特に違法薬物の使用と乱用者が増加する傾向にありました。
以下は、フィリピン国内で違法薬物のために逮捕された人数です。
- 2010年度 174人
- 2011年度 261人
- 2012年度 223人
- 2013年度 384人
- 2014年度 393人
- 2015年度 955人
フィリピン・シャブの使用方法4選

フィリピンでのシャブの使用方法は、主に以下の4つです。
- 水に溶かして注射器に入れて、静脈に注射
- アルミホイルの上に置いて、下からライターであぶり煙をストローで吸う
- 刻んで潰してストローで鼻から吸い、鼻粘膜から吸収する
- 飲み物に入れて溶かして飲む
フィリピンで最も一般的に、シャブが使用される方法は、2つ目のアルミホイルの上に置いて、下からライターであぶり煙をストローで吸うパターンです。
フィリピン・シャブの効果

シャブの効果は、エネルギッシュで倦怠感の減少し、いつも以上にお喋りになり、セクシュアリティの増加します。
また常に喉が乾いている状態にあり、水を飲んでも唇が乾燥する傾向にあります。
シャブの効果が切れ始めると、人々は情緒不安定になり、攻撃的で暴力を周りに振るう可能性があります。
シャブの効果はコカインに似ており、一般的に効き目は4〜16時間と比較的長く続きます。
フィリピン・シャブの副作用

シャブを使用することにより副作用も発生します。
初期の主な副作用は以下となります。
- 不整脈
- 過度の発汗
- 高血圧
- 高体温
- 不眠症
- 神経過敏
- 散瞳(瞳孔の拡張)
- 精神病
- 発作
- 頻脈
- 震え
- 食欲不振
シャブは、不安や緊張した状態を引き起こし、自制心の喪失し、『不合理な行動・暴力的で破壊的な行動』などを行います。
長期間シャブをしようするとどうなるの

シャブを長期間使用すると、依存性が強くなり、慢性的に乱用せざる負えなくなるのが特徴です。
- 依存症
- 不眠症
- 中毒精神病
- パラノイア
- 幻覚、幻聴
- 体重減少
- 暴力的行動
- 自殺念慮
特に、注射器で静脈内投与した場合は、『聴覚および視覚的幻覚・統合失調症に類似した精神病』を引き起こし、暴力になることがあります。
長期でシャブを乱用した依存者は、物事を集中して覚えるのが困難となり、『問題に対処する能力の低下・セックス、野心、やる気への興味の喪失』する可能性があります。
フィリピンでシャブが出回る理由

以下では、どのようにしてフィリピンにシャブが出回っているかをご紹介致します。
フィリピン・シャブの製造元

フィリピンは1980年代後半から、シャブが出回り始め、当初は中国からシャブが密輸されていましたが、その後はフィリピン国内で製造が可能となり、薬物使用者の多くの方が使用しています。
フィリピン国内でのシャブ作りは、一般の住宅、マンション、アパートなどを借りて行われます。
中国カルテルがフィリピンのシャブに関与

フィリピンのシャブの市場は中国のマフィア・『シナロア・カルテル』を筆頭に、約9つの中国カルテルが、脆弱なフィリピン国家体制の盲点を突き、シャブの密輸入を行っています。
現在も一部のシャブは中国から密輸されており、麻薬密売は高収入の為、フィリピン人が行います。
中国の密売業者側から、フィリピン人女性に『麻薬宅配便業者として働くことを強制され脅迫された』ことが報告され、拒否した場合、家族の安全が脅かされる話もあります。
フィリピンで蔓延する違法薬物・シャブまとめ

フィリピンのシャブ事情を少しでも理解して頂けましたでしょうか?
フィリピンには、政府と民間が運営する薬物のリハビリ施設がありますので、シャブ中毒の方はそちらに入院することをおすすめします。
中毒性が強く副作用も多いので、間違ってもフィリピンでシャブを使用しないようにしましょう!
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