『フィリピンの伝統的な軍隊式料理・ブードルファイトをご存知ですか?』
フィリピンには、お祝い時や大勢で揃って食べる際にバナナの葉の上に料理を並べて手づかみで食べる食事スタイル・ブードルファイトが存在します。
今回の記事では、そんなブードルファイトに関して詳しくご紹介致します。
フィリピンの食事情を知りたい方は必見です!
- ブードルファイトを詳しく知りたい方
- フィリピン伝統な食事スタイルを知りたい方
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ブードルファイトってなに?

ブードルファイト(Boodle Fight)とは、テーブルの上にバナナの葉の上に広げられ、その上に米やフィリピン料理が並び、素手で食べる伝統的な食事スタイルです。
ブードルファイトの起源は、フィリピンの陸軍士官学校が行っていた軍隊式の食事で、一種のごちそうとしてフィリピンでは食べられます。
この食事スタイルが『ファイト』と名付けられている理由は、『早いもの勝ち』を意味し、出来るだけ早く食べないと、食べ物が残らないことを表しています。
通常は、家庭料理なので家で作られることの多いブードルファイトですが、近年ではブードルファイト専門店が出来るなど、外食やフードでリバーでブードルファイトが注文できるようになりました。
フィリピンでブードルファイトが人気な理由

フィリピンにブードルファイトが広まり人気な理由は、2つあると考えられます。
1つ目は、家族のメンバーが多く、料理を提供する際に、まとめてバナナの葉に置けば簡単で大勢を一度にお腹いっぱいに出来ることです。
そして2つ目は、ブードルファイトは手で食べるため、洗い物が出ないことなどが理由です。
ちなみにフィリピンでは、普段から素手でご飯を食べるため、あまり抵抗はありません。
フィリピン発祥のブードルファイトは世界へ

近年では、フィリピン発祥のブードルファイトは、ニューヨーク、パリ、アラブ首長国連邦、ニュージーランドなど海外でも人気が高まっています。
海外のいくつかのレストランでは、ブードルファイトを提供しており、物珍しさから人気を集めているそうです。
ブードルファイトの料理

ブードルファイトで使用されるフィリピン料理は以下になります。
- ご飯
- 干物:(ツヨ、ダンギット、プシット)
- 肉(朝食に好まれる):トチーノ、ロンガニザ、タパ
- 炭火で焼く食材:魚、鶏肉、豚肉
- 野菜と漬物:ゆで卵、トータンタロン(ナスのオムレツ)、オクラ、アッチャラ(パパイヤの摩り下ろし)
- 果物:パイナップル、マンゴー、パパイヤ
- 揚げ物:ルンピア(春巻き)、魚のフライ、フライドチキン
- ソース:ソーサワン(醤油、酢、チリ、カラマンシー)
ブードルファイトに入れる料理は特に決まりはありませんが、一般的には上記に記載された料理がバナナの葉の上に乗せられていることが大半です。
どれもフィリピン料理ですが、味付けが濃いため、基本的には少量のおかずで、ご飯を沢山食べるフィリピンの食文化に基づいてブードルファイトは作られています。
フィリピン人の好みである、油分が多く、塩気が強く、甘酸っぱいタレで味付けがされた料理がブードルファイトには多く、毎日食べるには、日本人には少し重い料理です。
またフィリピンでは食事に使うソース(ソーサワン)も重要視され、各自に配られた小皿で、醤油、酢、チリ、カラマンシー、みじん切りにんにく、赤玉ねぎを好みに入れて作り、おかずをディップして食べます。
そして、ブードルファイトで飲まれる飲み物は、コーラやスプライトなどの炭酸飲料の場合が多い傾向にあります。
ブードルファイトに必要なもの4つ

ブードルファイトに必要のものは、料理以外に4つあります。
1つ目は、バナナの葉でブードルファイトのプレートの代わりとして使われます。
使用前は、湿らせた布で表面を拭き、綺麗にしてから使用します。
2つ目は、長い長方形のテーブルで、ブードルファイトを置く為に必要となりますが、少人数であれば円形のテーブルでも問題ありません。
3つ目は、ウェットティッシュで、ブードルファイトに使用するバナナの葉を使用前に吹いたり、食べ終わった際に、ウェットティッシュをナフキンの代わりとして使用出来ます。
4つ目は、食事に使うソースを入れる小皿です。
ソースは共有しても良いので、少数で構わないので、準備しておきましょう!

ブードルファイトのマナー

ブードルファイトを食べる上で、いくつかのルールが存在します。
1つ目は、ブードルファイトがすべて終わるまでトイレ休憩は入れないこと。
2つ目は、ソース用の小皿を除いて、取り分ける食器を使わないこと。
3つ目は、ブードルファイトは手づかみで食べること。
後は、周りと分け合いながら楽しく食事をすることを忘れずにブードルファイトに挑めば問題はありません。

フィリピン伝統食事・ブードルファイトまとめ

フィリピンの伝統的な食事スタイル・ブードルファイトについて知れましたでしょうか?
フィリピンでお祝い時や、大人数で外出するピクニックなどでは、ブードルファイトが出てくるケースがあるので、その際は、遠慮せずに手づかみで食事を楽しみましょう!
素手で同じご飯を食べると、なぜだか一体感が生まれて、参加している方とより仲良くなれる機会ですので、ぜひチャレンジしてみて下さい!
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