フィリピンのパーティードラッグ【クラブと薬物の闇の関係】

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

フィリピンのクラブで出回っているパーティードラッグはご存知ですか?

パーティードラッグとクラブの相性は良いとされていることから、フィリピンのパーティーやイベントでドラッグが使用されていることがあるようです。

今回の記事では、フィリピンのパーティードラッグ事情と、実際に使用されているフィリピンのドラッグをご紹介致します。

この記事を読んで欲しい方
  • フィリピンのクラブと薬物の関係を知りたい方
  • フィリピンのパーティードラッグ事情を知りたい方
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フィリピンのパーティードラッグ/薬物

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

パーティードラッグは、1970年代にディスコ、1980年代のクラブカルチャーと共に登場し、主にコカイン、MDMA、LSD、ケタミンなどが世界中で使用されて来ました。

国連薬物犯罪事務所(UNODC)によると、フィリピン での違法薬物の使用率は世界平均より低いです。

フィリピン国内で最も使用されている違法薬物の2つシャブとマリファナです。

2012年の国連の発表では、フィリピンが東アジアでシャブの使用率が最も高いと述べ、米国国務省の報告では、16〜64歳のフィリピン人の2.1%がシャブを使用しています。

パーティードラッグの1つであるMDMAは、シャブや大麻に次いで3番目にフィリピンで乱用されている薬物です。

フィリピンのパーティードラッグは単価が高いことから、富裕層に人気があり、空港、高級バー、ホテル、コンドミニアム、サブディビジョンなどで受け渡しが行われているようです。

2012年フィリピンの違法薬物の末端価格は以下となります。

名目 価格
シャブ 7,500ペソ / 1グラム
マリファナ 60ペソ / 1グラム
コカイン 5,400ペソ / 1グラム
MDMA 1,700ペソ / 1タブレット

フィリピンのパーティードラッグの主に出回っている場所は首都のマニラですが、それ以外にも観光や留学で人気のセブ島でも存在するようです。

2018年1月にセブ島マンダウエ市でビジネスマンからMDMAを押収した事件がありました。

フィリピン麻薬取締局によると、セブ島の一部の娯楽施設やイベントでは、若者によるパーティードラッグの使用されていることが明らかになりました。

フィリピンで使用されているドラッグ/薬物4選

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

以下では、フィリピンで使用されているドラッグ/薬物を4選でご紹介致します。

一部のパーティードラッグは、効果が強く摂取後に死亡している事件も発生しているので、ご注意下さい!

フィリピンのドラッグ/薬物4選
  1. MDMA
  2. ストロベリークイック
  3. グリーンアモーレ
  4. グリーンアップル

MDMA

MDMA【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係
出典

フィリピンのドラッグ①
MDMA

MDMAは、「エクスタシー、e、Molly」とも呼ばれるパーティードラッグで世界中に存在しフィリピンでも富裕層のパーティー好きが摂取することがあります。

MDMAは、カプセルやタブレットになっており、口から摂取します。

ロゴが刻印されていることが多く、一見、お菓子のように見えるパーティードラッグです。

主にティーンエイジャーや若い層に人気のあるドラッグで、クラブ、フェスティバル、ホームパーティーなどで使用されています。

MDMAは幻覚剤やパーティードラッグの2つの効果があり「パーティーの燃料」とされ、光、音楽など知覚の歪みが発生し、徹夜で踊り狂いたい方が使用します。

ストロベリークイック

ストロベリークイック【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係
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フィリピンのドラッグ②
ストロベリークイック

ストロベリークイックは、フィリピンを含む東南アジアで見かけることのあるパーティドラッグで、10代の若者を中心に使用されています。

ストロベリークイックは、いちごの香りがするキャンディーのような見た目で、無知な子供に配り誤って飲み込むケースがあります。

フィリピンの若者が、ストロベリークイックの使用を始める発端として、プッシャーがキャンディーやジュースにストロベリークイックを混入させ、知らずに体が薬物に染められているというケースが発生しています。

以前に、セブ島で行われるシヌログフェスティバルで、10代の少女がストロベリークイックの過剰摂取の疑いで亡くなった事件がありました。

グリーンアモーレ

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係
出典

フィリピンのドラッグ③
グリーンアモーレ

グリーンアモーレはフィリピンで多くの死者を出したパーティードラッグです。

効果は強烈で死亡する確率が高いので、絶対、摂取してはいけないドラッグです。

グリーンアモーレは、「フライハイ、パーティー、スーパーマン、グリーンアップル」に似ており、効果は、不眠症、食欲不振、性欲過多が含まれます。

MDMAの価格はタブレットあたり約1,500〜2,500ペソですが、グリーンアモーレの錠剤は、カプセルあたり1,500〜3,500ペソです。

2016年5月21日にフィリピン首都マニラのSM Mall of Asiaで開催された野外音楽フェス「Close-Up entitled Forever Summer」にて、薬物の過剰摂取で若者5人が死亡しました。

薬物の過剰摂取で死亡した若者5人はお酒と一緒にグリーンアモーレを摂取していたことが後に発覚しました。

現在では、危険ドラッグ法の改正により、グリーンアモーレはフィリピンの禁止薬物のリストに入っており違法薬物となっています。

グリーンアップル

グリーンアモーレ【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係
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フィリピンのドラッグ④
グリーンアップル

グリーンアップルはフィリピンの学校や大学で万栄しているパーティードラッグで、エクスタシー、シャブ、シアリスの混合物で出来ています。

グリーンアップルは性的パフォーマンスの向上剤としてフィリピンの若者に人気のあるドラッグです。

副作用として、心拍数の増加と伴い深刻な健康上の問題を引き起こす可能性があります。

フィリピンの学生がオンラインで打ち合わせし、校内の椅子やテーブルの下などにグリーンアップルを隠して受け取るため、証拠が押収出来ておらず万栄しています。

パーティードラッグでフィリピンのクラブが閉鎖

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

フィリピンの首都マニラのアンダーグラウンドダンスミュージック専用のクラブ「TIME」は、クラブでパーティードラッグが万栄し、警察の捜査により大量の薬物が押収され、その後、このクラブは閉鎖されました。

クラブ内に居た57人の外国人を含む123人が警察に送られました。

メディアの報道によると、31名のスタッフ全員が逮捕され、クラブの2階にあるセキュリティボックスから薬物(メタンフェタミン850グラム、コカイン18袋、エクスタシーピル19グラム、クッシュ1グラム)が押収されました。

TIMEの閉鎖は、フィリピンで唯一のアンダーグラウンドダンスミュージックのクラブで、まさにクラブカルチャーの死を象徴しました。

フィリピンはパーティドラッグ使用で終身刑

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

2019年2月のニュースによると、フィリピンでパーティードラッグを所持・使用すると終身刑に処せられます。

もしくは、パーティードラッグの量と純度に関係なく50万ペソから1000万ペソの罰金を科されることもあるそうです。

フィリピンは、2006年6月24日に死刑を廃止しました。

しかしながら、フィリピンのレイプ、殺人、麻薬輸入、販売、製造などの麻薬関連の犯罪は今後、死刑になる可能性があります。

「フィリピンでパーティードラッグの使用はダメ、絶対!」です。

フィリピンのパーティードラッグ事情まとめ

【フィリピンのパーティードラッグ事情】クラブと薬物の闇の関係

フィリピンのパーティードラッグは単価が高いことから、富裕層のみが利用しているようです。

グリーンアモーレなどの効果が強いドラッグは若者の死亡例も数多くあり、よくわからないドラッグは絶対、口にしてはいけません。

現在はフィリピンでパーティードラッグの使用は終身刑ですが、今後、死刑になる可能性もあるので十分な注意が必要です。

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