フィリピンの古代文字・バイバインはご存知ですか?
今回の記事では、フィリピンの古代文字・バイバインをご紹介致します。
近年ではフィリピンの若者がバイバインのタトゥーを入れたり人気が高まっています。
またバインバインをアートにしたフィリピンの画家が世界で活躍するなど、今、バイバインが面白いことになっています!
- フィリピンの古代文字を知りたい方
- バイバインのタトゥーに興味がある方
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フィリピンの古代文字・バイバイン

バイバイン(Baybayin)とは、ブラーフミー系のアブギダ文字から発展したフィリピン古代の文字です。
植民地化前のフィリピンではバイバインにてフィリピンの言語を表記するために使用されていました。
フィリピンは他にもハヌノオ文字、ブヒッド文字、タグバンワ文字などの古代の文字を使用していました。
字形は異なりますが、表記方法はバイバインと類似しています。
フィリピンで外来文化の影響を受けなかった、パラワン島のタグバヌワ文字、ミンドロ島のハヌノオ文字は現在でも使用されています。
タガログ語の表記は、16世紀にスペイン人によって広められた際にラテン文字が公式となり、現在はアルファベット表記を使用しています。
バイバイン(Baybayin)の字形に似たアリバタ(Alibata)は厳密には異なる書記体系です。
フィリピンのバイバインの文字構成

バイバイン(Baybayin)は3つの母音と14の子音で構成されています。
それに符号を付けて全28文字の合計45文字で使用します。
スペイン統治時代はバイバインの文字数が増え、14文字が加わり全59文字で構成されていました。
各子音は元々「a」の音を持っており、母音を「e・i・o・u」に変更する際は、ドットまたはスラッシュを文字の上下のどこかに記述します。
おもしろネタですが、以下のように誤解してバイバインタトゥーを入れないように注意が必要です。

バイバインの言語別書体例

上記より、バイバインの言語別書体例が確認できます。
フィリピンのエリアごとに使われている字体が異なることが分かります。
以下のリンクから、ローマ字からバイバインに変換にすることが簡単に出来ます。
無料ですので、気になった方はお試し下さい。
関連リンク:ローマ字からバイバインに変換するサイト
バイバインのアーティスト / 画家

Taipan Lucero氏はバイバインのアーティスト / 画家として世界中で活躍しています。
2012年にフィリピン大学芸術学部を卒業し、2015年に日本で書道を受講しデザインや芸術哲学を学びました。2
008年からクリエイティブ業界の専門家として活躍しています。
彼のクライアントは「Procter&Gamble Asia、Mary Kay Inc.、Asia Brewery」などです。
Taipan Lucero氏は他にも「CalligraFilipino」というフィリピンの伝統的な文化的要素を促進するアートスタイルの作品も制作しています。
フィリピンのバイバイン文化を最前線で盛り上げるアーティストの一人です。
バイバインのタトゥー彫師

バイバインのタトゥーは若者もフィリピン人の間で今、流行中です。
バイバインタトゥーの彫師として人気のあるマニラで活躍するアルカラ州出身のMaharlika Handpoke TattooのEzekiel Oclaray氏。
タトゥーは染料を皮膚に挿入して色素を変化させることでデザインを施します。
彼は「スティック&ポーク」という彫り方を施し、針を手で皮膚に押し込み、顔料インクを付着させます。
サイズやデザインによっては、時間がかかりますが、機械で施すタトゥーより侵襲性が低いため、治癒が早いのが特徴です。
タトゥーを施す痛さも機械よりマシです。
バイバインのタトゥーを入れたい方は、事前に翻訳したいフレーズ、単語などを書き留めておくと良いでしょう。
以下より、彼のスティック&ポークでのタトゥーを施す映像が観れます。
フィリピンの古代文字・バイバインまとめ

フィリピンの古代文字・バインバインは現在では使用する方は少ないですが、アートやタトゥーなどを通し若い世代が古代の文化を引き継ぎ、継承していることは非常に興味深く面白いです。
上記でご紹介したバインバインのタトゥーはフィリピンでは一般的に掘られており、基本的にどのタトゥーショップでもデザインを持ち込めば掘ってもらうことが可能です。
気になった方はバインバインのタトゥーにチャレンジしてみて下さい!
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