『フィリピンの年越しの際に吹かれるラッパ・トットロをご存知ですか?』
フィリピンでは新年を迎える際に、大きな音を出すことで邪気を追い払う文化があり、その際にトットロを使用して大きな音を出します。
今回の記事では、そんなフィリピンの楽器・トットロをご紹介いたします。これからフィリピンで新年をお祝いする方は必見です!
- トットロに興味がある方
- フィリピンの年越し文化を知りたい方
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フィリピンの楽器・トロトット

フィリピンで使用される楽器・トットロとはどんな存在なのでしょうか?
以下では『トットロの正体や、どこで購入できて何のためにフィリピン人が使用しているか』などを詳しくご紹介致します!
フィリピンの楽器・トロトットってなに?

フィリピンの楽器・トットロとは、南アフリカの楽器・ブブゼラに似ているトランペット型の楽器です。
素材はプラスチックで出来ており、吹口に口をつけて息を吹きかけると、大きな音が出ます。
ブブゼラと構造は同様で、音程を変えることが出来ないため、同じ音程の音が出続けます。
トロトットはどこで購入出来るの?

トットロの購入できる場所は、フィリピンの路上です。
というのも、フィリピンでトットロが一般的に購入できるのが年末のみで、年末に近づくにつれてフィリピンの路上でトットロが期間限定的に販売されます。
値段も安く、フィリピンの一般的な家庭でも気軽に購入できる値段です。
なぜフィリピン人はトットロを使用するの?

フィリピンには以前から多くの中国人移民が住み着いており、その影響もあり年末年始のお祝いの仕方は、中国人の影響で根付いた文化がいくつかあります。
そのうちの1つが、新年を迎える際に大きな音を出して邪気を追い払う儀式があります。
つまりフィリピン人は「大きな音を出せば邪気が逃げて幸せな一年を迎えられる」と考えているのです。
初期は、爆竹を使用し邪気を追い払っていたフィリピン人でしたが、毎年多くの方が年越しの爆竹で怪我または死亡をしていることから、年々爆竹の使用者は減り、代わりにトットロを使用するようになりました。
仮にトットロを使用しなくても、車のホーンや、鍋を叩いて音を出したり、基本的に大きな音が出れば邪気退治ができるそうです。
コロナウイルスの影響で禁止されたトロトット

残念ながら、2021年への年越しの際は、新型コロナウイルスの影響によりトットロの使用が中止されました。
懸念される点は、トットロを使用する際に飛沫が飛び、新型コロナウイルスがより広まることです。
実際に2021年への年越しの際は、トットロはほぼ見かけずに、代わりに爆竹や花火を使用して年越しをお祝いしていました。
フィリピンにトロトット祭りが存在する

フィリピンの第3の都市・ダバオでは2014年から始まり毎年年末にトットロのお祭り『ダバオシティ・トロトットフェスティバル (Davao City Torotot Festival)』が開催されます。
このトットロのお祭りは、毎年年越しの瞬間に開かれるイベントで、12月31日の午後1時から新年1月1日の午前1時まで開催されます。
このトットロ祭りでは、同時に7,568人がパーティーホーンを吹くという世界記録を作り上げたことでも有名です。
ちなみに、このトットロ祭りが開催された理由は、開催地のダバオが爆竹と花火の禁止令が出て、その代わりに「トットロで新年を祝おう」ということで始まったイベントです。
以下では、ダバオのトットロ祭りの映像を紹介していますので気になる方はチェックしてみてください!
フィリピンの楽器・トロトットまとめ

フィリピンの楽器・トットロの文化はわかりましたか?
これからフィリピンで年越しをされる方は、上記を参考にしてトットロを購入して新年をお祝いしてみてはいかがでしょうか?
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