フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

『フィリピンの葬式は日本と異なるって知っていましたか?』

フィリピンでは、葬式を数週間から数ヶ月行うほど長期で行われるのが常識となっています。

今回の記事では、そんなフィリピンの葬式事情を詳しくご紹介致します。

これから、フィリピンで葬式に参加される方は必見の内容となっていますので、最後までお読みくださいませ!

この記事を読んで欲しい方
  • フィリピンで葬式に参列される方
  • フィリピンの葬式を詳しく知りたい方
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フィリピンの葬儀と埋葬

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの葬式は、1週間から長い場合だと数ヶ月かけてお葬式します。

日本と同じく、通夜と告別式があり、場所は教会だけでなく自宅で行われる場合もあります。

フィリピンでは、家族を大事にする文化があり、お葬式に参列する親戚や友人の帰省を待つ習性があります。

時には、海外に出稼ぎに行くフィリピン人の帰省を待つこともあり、葬式が長期化することもあります。

その場合には、遺体が腐らないように、ドライアイスやホルマリン漬けにして長期間、遺体が保管できるように保護する場合があります。

またフィリピンの葬式に参加する方は、家族・親戚・知人・近所などを含まれるため、一般の家庭でも100名以上の参加者になることも多々あります。

フィリピンの葬式は陽気

フィリピンの葬式の常識は日本と全然異なる仰天の新事実!

フィリピンでは『死を人生の終わりとて見なしておらず』陰気ではなく、死者の最後を祝う機会と見なされ、明るく振る舞います。

フィリピンの葬儀に参列する人は、『花やろうそくと寄付』を持ち寄り、最後の挨拶します。

フィリピンでは土葬がメイン

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピン人の90%がキリスト教徒であり、宗教上、死後に死体を焼くことはありません。

キリスト教の教えでは『死者は最後の日に復活する』とされている為で、埋葬は土葬となります。

しかしながら、都心部では土葬する広い土地がない為、棺を積み上げる墓が多い傾向です。

フィリピンの葬儀パレード

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンでは葬儀として盛大なパレードを盛大に行い、故人の魂を弔い、家族が故人と別れの儀式となります。

通夜の後に、死者を棺の中に入れて霊柩車で運び、その後ろに親族や友人、近所の方などを含めて大勢で列を作りパレードをします。

パレード後は、遺体は土葬もしくは火葬されます。

フィリピンで火葬も可能

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

近年では、衛生的な問題や、深刻な土地不足で火葬する方も増えてきました。

フィリピンでの火葬費用は通常、20,000〜25,000ペソ(約4〜5万円)で、納骨堂は、20,000〜150,000ペソ(約2〜30万円)で利用可能です。

フィリピンでは土葬より火葬は費用が掛かるため、富裕層を中心に利用されています。

フィリピンのお葬式のマナー

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンにはいくつかのお葬式のマナーがありますので、事前にチェックしておきましょう!

フィリピン・葬式の服装

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの葬式では、悲しみを示すために主に『黒色の服』を着用します。

通夜と告別式の両方の儀式では、暗いトーンの黒や灰色の服を着ることが良いとされ、女性は黒のベールを着用される方もいます。

全身黒色の服装でなくても、腕に黒いリボンを巻いたり、黒いピンを着けたりするのも良いとされています。

カジュアルでない格好であれば、フィリピンの葬式で失礼とされませんが、実際は多くのフィリピン人がTシャツやジーンズなどの格好で葬式に参加しています。

キリスト教では、『赤色』はクリスマスなどの祝福時に使用される色ですので、フィリピンの葬式には着用しないように心掛けましょう。

注意事項
葬式に赤色の服や装飾品は着用してはNG

フィリピン・葬式の寄付金

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの葬式に参加する際は、任意で寄付金を差し出しましょう。

任意ですが、故人と関係が近い方から寄付金を出し、それ以外にも花束やメッセージカードを持ち込む方もいます。

また低所得のフィリピン人は、教会に通い葬式する費用を募り、その寄付金でお葬式します。

フィリピンのお葬式の値段

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの『葬儀・棺・お墓』の3つに掛かる値段をご紹介致します。

これからフィリピンで葬式する方は、以下の金額を参考にしてみてください!

ちなみに、日本人がフィリピンで亡くなった場合は、遺体を日本に運ぶ際は、数百万円掛かります。

その為、通常では、現地で火葬を済ませてから、遺骨を日本に持ち帰られる方が多いようです。

フィリピンの葬儀の費用

フィリピンの平均的な葬儀の費用

25,000~50,000ペソ
約5〜10万円

フィリピンの葬儀費用は、オプションにより変動がありますが、相場はこれくらいの値段です。

日本人には安い値段ですが、現地のフィリピン人には高価格で、葬儀するだけで一ヶ月以上の給料の値段です。

フィリピンの棺の値段

フィリピンの平均的な棺の費用

5,000〜50,000ペソ
約1万円〜10万円

フィリピンの棺はピンきりで、安い棺は5,000ペソ(約1万円)から高級なものであれば、20,000ペソ(約4万円)程で購入可能です。

予算に見合った棺を購入しましょう!

フィリピンのお墓の値段

フィリピンの平均的なお墓の費用

70,000〜80,000ペソ
(約14〜16万円)

フィリピンのお墓は費用に合わせて2つのパターンが選べ、1つ目が一区画を占有する土葬で、2つ目が、土葬の積み上げ式です。

一区画を占有する土葬は、墓とセット販売されており、低予算である積み上げ式の墓は、約5,000ペソ(約1万円)で5年間遺体を置けます。

また追加費用を払うと永久的に置いておくことも可能です。

フィリピン・死後の祈り

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの文化で、死後に祈りをあげる明確な日程が4つ『死後9日間・10日目・1年目・毎年11月1日』にあります。

フィリピン死後9日間

フィリピンでは死後9日間は、カトリック教において誰かが亡くなった際は、毎日祈りを捧げます。

特に、最終日の9日目は、親族が集まって礼拝し、故人の冥福を祈り、食事します。

フィリピン死後40日目

フィリピンでは死後40日目、『死者が来世に到達するのを助ける日』と言われ、礼拝が教会で行われます。

祈りの後に食事を共有し、故人に食べ物を提供します。

フィリピン死後1年目

フィリピンでは死後1年目は『命日』として、親族や友人が集まって、礼拝が捧げられます。

礼拝後は集まって食事したり、故人を偲びます。

フィリピン毎年11月1日

フィリピンでは毎年11月1日、諸聖人の日(All Saint’s Day)で、フィリピンでは墓場でピクニックする習慣があり、食事やお酒を嗜んだり、テントを立てて宿泊する方もいます。

生と死に関するフィリピンの迷信

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンには生と死に関する興味深い迷信があります。

1つ目は、棺桶に涙を垂らすと、故人は来世で苦労する。

2つ目は、葬儀後は部屋を掃除してはならず、家族が死に遭遇する可能性が増します。

3つ目は、葬儀後に直接、家に帰宅してはならず、寄り道します。そのまま帰宅すると不幸をもたらします。

信じがたい迷信ですが、フィリピンでは信じられており、上記の3つを守るフィリピン人が多いようです。

フィリピンの葬式まとめ

フィリピンの葬式【日本の常識と全然異なる仰天の新事実】

フィリピンの葬式文化は、日本とは大きく異なり、家族や地域のつながりを大切にしながら、明るく死者を送り出す風習が根付いています。

フィリピンの葬式に参加する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 通夜や告別式は1週間以上続く場合がある
  • 服装は黒を基調とし、赤色は避ける
  • 寄付金(ダナション)は任意だが持参すると丁寧
  • 土葬が一般的だが、近年は火葬も増加傾向
  • 葬儀後の迷信(寄り道する、掃除しない、涙を棺に落とさない)を尊重する
  • 土地や費用の事情により積み上げ式墓地も一般的
  • 11月1日は墓地で家族と食事をする文化がある

フィリピン独自の葬儀マナーを理解し、現地の方々へ敬意を払った行動を心掛けましょう。

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セブセレクトツアーズマガジン編集部チーム
フィリピン政府公認ガイド資格を持つプロ、フィリピン文化・観光に精通したフィリピントラベルマイスター取得のディレクターが在籍するセブ島専門のツアー会社。セブ島在住8年の経験を活かし、現地でしか得られないリアルな情報を発信しつつ、自然環境保護活動にも参加し、地域と一緒に持続可能な旅行体験を目指しながら、セブ島旅行の思い出づくりのサポートします。