セブ島観光で外せないのが、フィリピン最古のカトリック教会「サント・ニーニョ教会」。
スペイン統治時代の歴史を今に伝える神聖な場所で、荘厳な雰囲気と地元の信仰文化を体感できます。
本記事ではアクセス方法や見どころ、マゼランクロスやシヌログ祭りの情報まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
- セブ島市内観光予定の方
- サント・ニーニョ教会を知りたい方
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この記事で伝えたいこと
サント・ニーニョ教会とは？【フィリピン最古のカトリック教会】
セブ島市内観光で必ず訪れる、セブ島で最も有名な教会「サント・ニーニョ教会」はセブ島に渡航するのであれば、ぜひ一度は訪れて欲しい観光地です。
サント・ニーニョ教会の概要と場所
セブ島にあるバシリカメナー・デル・サントニーニョ・デ・セブは、一般的に『サント・ニーニョ教会』と呼ばれ親しまれ、セブ島の中でも有名な教会です。
1565年、スペイン統治時代に設立されたサント・ニーニョ教会は、フィリピン国内最古のローマカトリック教会です。
サント・ニーニョ教会のアイコンである子供のイエス像『サント・ニーニョ・デ・セブ』は、マゼランからの贈り物で、セブ島の守護聖人として祭られており、多くの方が日曜のミサに訪れます。
ちなみに入場料金は無料です。
場所はセブ市コロンにあり、カルボンマーケットやコロンストリートが徒歩圏内にあります。
「サント・ニーニョ」の名前の意味は、スペイン語で「聖なる少年」という意味です。マゼランが来比した際に贈り物として、渡された子どもの像（幼少時のキリストの立像）の呼び名です。
サント・ニーニョ教会は、露出の多い服装での入場不可。大聖堂の中や一部の場所では、写真の撮影禁止。
マゼランが残した「サント・ニーニョ像」
サント・ニーニョ教会に飾られている、子供の頃のイエス・キリストの像『サント・ニーニョ・デ・セブ』は、一般的に『サント・ニーニョ像』と呼ばれ親しまれています。
1521年に、マゼランが来比した際、当時のセブ島領主・フマボン王とその妻ファナ女王、そして王の家臣800人がフィリピン初のキリスト教徒として洗礼を受けました。
これがキッカケとして、フィリピンにキリスト教が広まり、その記念してマゼランから、サントニーニョ像が贈呈されました。
現在では、フィリピンの「カトリックの守護聖人」とし、セブ島のサント・ニーニョ教会に安置され、セブ島観光の見所の１つとして多くの人が訪れます。
ミサで多くの方が礼拝する金曜と日曜は、サント・ニーニョ教会の外の通りは車の通行が禁止となり、道端では多くの方が、サント・ニーニョ像のレプリカを販売しています。
教会内に小さな売店があり、サント・ニーニョ像のお土産も購入できます。
サント・ニーニョ教会の基本情報（場所・アクセス・開館時間）
| 名称 | サント・ニーニョ教会 |
| 英語 | Basilica del Santo Niño |
| 営業時間 | 金曜以外：5:00～19:00 金曜：5:00～22:00 |
| 定休日 | なし |
| 入場料 | 無料 |
| 電話番号 | 032-2556697 |
| 備考 | ドレスコードあり |
| 地図 |
サント・ニーニョ教会の見どころ完全ガイド
セブ島のサント・ニーニョ教会の見どころは、主に３つあります。
- マゼランクロス
- キャンドルに願いを込める
- 教会内
下記にて、それぞれの見どころ、観光前に知っておきたい知識をまとめました。
マゼランクロス｜フィリピンキリスト教の原点
サント・ニーニョ教会の隣の礼拝堂に飾られている十字架『マゼランクロス』は、宗教的ランドマークとして多くの方が訪れる見どころスポットです。
マゼランクロスは、1521年にマゼランがフィリピンに訪れた際に、持ち込まれた木製の十字架と言われています。
このマゼランクロスは、『奇跡の力』を持っていると信じられ、木製で作られた十字架の一部は、一般の市民から削り取られてしまった時期があります。
現在では、木製のマゼランクロスが削り取られないように、保護の役目をした木製の十字架の中に、マゼランクロスは閉まってあります。
キャンドル体験の意味と流れ
サント・ニーニョ教会を訪れると、教会の周辺から多くの信者がキャンドルの手売りする姿を多く見かけます。
サント・ニーニョ教会内でもキャンドルを灯すエリアがあり、訪れた多くの方がキャンドルに火を灯し、祈りを込めてキャンドルをお供えします。
ろうそくは1個10ペソで販売されており、教会内にも赤いろうそくの販売があり、箱の中にお賽銭を入れます。
日本でもお寺でお線香を焚くように、セブ島の教会では、祈りを込めてキャンドルを灯します。
教会内部の雰囲気と荘厳な空間
サント・ニーニョ教会には多くのクリスチャンが訪れ、教会内は祈りを捧げる多くの方を見かけます。
特に日曜早朝に行われるミサには多くの方が訪れます。教会内ではなるべく静かに過ごすようにし、祈りを捧げる人の妨げにならないように注意しましょう。
サント・ニーニョ教会の歴史とシヌログ祭り
1565年に設立されたフィリピンの最初の教会が、セブ島のサント・ニーニョ教会です。
建設後の翌年、1565年11月1日にサント・ニーニョ教会の教会と修道院の両方が焼失しました。
また、その後1628年3月に別の火事で教会は、破壊され再建されました。
最初に建築されたサント・ニーニョ教会は、1737年に火事により破壊され、その後、教会はバロック建築のデザインで新たに建設されました。
2013年に、セブ島を襲った地震により酷く損傷しましたが、現在では復元され元通りの状態です。
多々に渡るサント・ニーニョ教会の火災や、第二次世界大戦中に爆撃などもありながらも、サント・ニーニョ像は、奇跡的に無傷で発見されました。
毎年1月開催「シヌログフェスティバル」とは？
セブ島のサント・ニーニョ教会に飾られているサント・ニーニョ像をお祝いするお祭り『シヌログフェスティバル』が、セブ島に毎年1月の第3日曜に行われます。
シヌログフェスティバルは、地元のフィリピン人にとって大切な意味合いがあり、守護神であるサント・ニーニョ像に感謝し、敬意を示す目的があります。
このお祭りは、フィリピンで最も大規模のお祭りで、多くの観光客が世界中から押し寄せるイベントです。
お祭りのメイン行事は、パレードで、カラフルな衣装を着たダンサーや、演奏者が列をなしてリズムに合わせて踊ったり、音を奏でたりします。
イベント自体は、9日間行われますが、最終日に行われるグランドパレードが一番の盛り上がりを見せます。
サント・ニーニョ教会へのアクセス・基本情報
セブ島のタクシーで『サント・ニーニョ チャーチ』と運転手に伝えれば、サント・ニーニョ教会まで移動できます。
サント・ニーニョ教会は、セブシティの繁華街・コロンのエリアにありカルボンマーケットがすぐ近くにあります。
サント・ニーニョ教会のあるエリアはローカルな場所で、スリや置き引きなどが発生する可能性がありますので、出歩く際は、手荷物の管理をしっかり行うことを忘れないで下さい。
またサント・ニーニョ教会内は、露出の多い服装は好まれないので、ノースリーブや、ショートパンツは避けましょう。
初めてセブ島に渡航される方や、英語が苦手な方は日本語ガイドが案内する『セブ島市内観光ツアー』に参加してサント・ニーニョ教会に行っても良さそうです！
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サント・ニーニョ教会の営業時間
サント・ニーニョ教会は、金曜以外の日程は、午前5:00から午後7:00まで営業しています。
また金曜のみ午前5:00から午後10:00時まで営業しており、仕事終わりに夜中のミサに参加するローカルも多くいます。
サント・ニーニョ教会の定休日はなく、年中無休で営業しています。
サント・ニーニョ教会の入場料は無料
サント・ニーニョ教会は無料で入場できます。
マゼランクロスも無料で観光できるので一緒に見て回りましょう！
サント・ニーニョ教会を訪れる前に知っておきたい注意点
これからセブ島のサント・ニーニョ教会に行く方は、当日スムーズに観光できるよう、ドレスコードと現地のトイレ事情を理解しておくと問題なく観光ができます！
ドレスコードと服装のポイント
2024年9月より教会ではサント・ニーニョ教会のドレスコードが厳しくなりました。
教会の入口にて、ドレスコードチェックがあります。
- 背中の開いた服
- ミニスカート
- ショートパンツ
- ローウエストパンツ
- ダメージジーンズ
- ノースリーブ
の着用を避けてください。
肩や膝小僧を見えないようにすること、そしてダメージ加工の服装も避けてください。布で一時的に露出を隠すのも現在はNGとされています。
ちなみにサンダル（ビーチサンダルやクロックスなど）での入場は可能です。
サント・ニーニョ教会のトイレ事情
サント・ニーニョ教会にトイレはありますが、紙の設置がなく、またトイレを流す際は、バケツの水をすくって流すローカル式です。
もしサント・ニーニョ教会に行く予定があれば、事前にトイレを済ませておくと安心です。
サント・ニーニョ教会周辺のおすすめ観光スポット
サント・ニーニョ教会は、セブ島の台所・カルボンマーケットからほど近い場所に位置し、徒歩で移動できます。
またセブ島市内観光で有名な観光地、フォーサン・ペドロ要塞、ヤップサンディエゴ、カサゴロルドもサント・ニーニョ教会からほど近く、全て車で5分以内の場所にある、周辺の観光地です！
サント・ニーニョ教会に行く際は周辺の観光地も一緒に見て回りましょう。
サント・ニーニョ教会の口コミ・体験談まとめ
以前にサント・ニーニョ教会に訪れた日本人観光客のレビューを見てみましょう！
セブ島旧市街地にある観光スポットの一つで「マゼランクロス」に隣接していました。16世紀に建てられたフィリピン最古の教会だそうで、入場する際に手荷物検査がありました。フィリピン人の90%以上はキリスト教徒だそうですが、その起原がここかもしれません。参照：4travel
フィリピン最古の教会です。金の装飾で荘厳な感じです。祭壇の左奥にサントニーニョさんが祀られていますのでご覧ください。教会なので入場料は、有りません。辺りでは、蝋燭売の方がおられるので100ペソで買ってお供え下さい。お祈りもしてくれます。参照：Tripadvisor
まとめ｜セブ島観光でサント・ニーニョ教会は必見スポット
サント・ニーニョ教会は、フィリピン最古のカトリック教会として、歴史・文化・信仰すべてを体感できるセブ島屈指の観光名所です。
マゼランクロスやキャンドル体験など、見どころも豊富で、初めてセブ島を訪れる方はもちろん、リピーターにもおすすめのスポットです。セブ島旅行の思い出に、ぜひ足を運んでみてください！
訪問前に知っておきたいサント・ニーニョ教会の注意点まとめ
- 入場料：無料
- ドレスコード：肩・膝が露出する服装はNG（ノースリーブ、ショートパンツ、ミニスカート、ダメージジーンズ等）
- サンダル（ビーチサンダル・クロックス）はOK
- トイレ事情：紙なし・水流し式。事前にトイレを済ませておくと安心
- 防犯対策：スリや置き引きに注意し、手荷物はしっかり管理
特に初めてセブ島に訪れる方や、英語が不安な方は、日本語ガイド付きの市内観光ツアーを利用すれば安心です。
露出の多い服装で行くと入場を断られる可能性があります！ドレスコードは事前にしっかり確認してから訪れましょう！
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