フィリピン・セブ島を訪れた際に気を付けなければならない病気の1つは「狂犬病」です。
狂犬病は治療方法がなく、発症するとほぼ100%死亡する極めて危険なウイルスです。今回の記事ではセブ島の狂犬病に関して予防方法と注意事項を含め紹介していきます。
これからセブ島渡航を予定している方は、最後まで記事をみて自己防衛方法を身に着けましょう!
- これからセブ島に渡航の方
- セブ島で狂犬病に関して調べている方
- 狂犬病の予防と対策を探している方
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この記事で伝えたいこと
セブ島で狂犬病に注意すべき理由
狂犬病は、犬のみならず他の動物から感染することもあります。現状では狂犬病の治療方法がなく、発症するとほぼ100%死亡する極めて危険なウイルスと言われています。
狂犬病に感染した犬に噛まれた場合でも、すぐに病院にてワクチンを連続して接種することにより発症を防げます。
約4,000年前から存在する狂犬病は、WHOの推計によると世界で毎年5万5千人の患者が狂犬病で死亡していると推定されています。
致死率で言えば、新型コロナウィルスの約6%、インフルエンザの0.1%未満、狂犬病はほぼ100%なので非常に恐ろしい病気です。
狂犬病は致死率ほぼ100%の恐ろしい病気
狂犬病が感染してから発症するまでの潜伏期は一般的に1〜3ヶ月掛かると言われます。
最長で長い場合には、1年から2年後に発症した事例もあります。
狂犬病を持った動物に噛まれても、その時点では自らが狂犬病にかかっているかは自身で判断が出来ない場合があり、そして発症前に感染の有無を診断にて判断できません。
ちなみに、狂犬病が人から人に感染することはありません。主な狂犬病の症状は以下となります。
- 発熱
- 頭痛
- 倦怠感
- 筋肉痛
- 疲労感
- 食欲不振
- 嘔吐
- 咽頭痛
- 空咳
狂犬病を発病すると、はじめは風邪と似た症状「発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・疲労感・食欲不振・嘔吐・咽頭痛・空咳」などが発症します。
咬まれた部位の痛みや知覚異常・痙攣を引き起こします。
さらに症状が進むと、刺激で咽喉頭や全身の痙縮が起こり苦痛で水が飲めない「恐水症」が発症します。
その後、興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態を経て、最後は昏睡状態になって死亡します。
狂犬病は発症すると、ほぼ100%死に至る感染症です。
そのため、狂犬病に感染した際は潜伏期間中に手を打ち、発症させないようにします。
- 不安状態
- 一時的な錯乱
- 恐水症
- 恐風症
- 高熱、麻痺
- 運動失調
- 全身けいれん
- 呼吸障害
- 錯乱、幻覚
フィリピンは世界的に見ても狂犬病の多発国
2024年のフィリピン保険証の統計によると、年間で426人が狂犬病により死亡し、そのうち45%はペットが狂犬病感染源と報告しています。
フィリピンでは、年間平均すると1日1件以上の狂犬病感染が確認されています。
ちなみに世界で最も狂犬病が発症されたケースが多い国はインド、続いて中国、そしてフィリピンは第三位と世界的に見ても狂犬病の感染者が少なくありません。
フィリピンは世界第三位に狂犬病の発症数が多い国
フィリピンで実際に報告されている感染事例
2020年5月22日には、フィリピンに渡航した静岡市の男性が狂犬病を発症し死亡したニュースが流れ、現在でも狂犬病で死亡するケースが発生しています。
男性は2月にフィリピンから来日した外国籍の30代の男性で、足首の痛みや腹痛、おう吐などの症状を訴え、病院で検査を受けたところ狂犬病に感染していると確認されました。
男性は病院に入院して治療を受けていましたが、死亡しました。男性の、去年9月頃にフィリピンで犬に足首をかまれたそうです。
フィリピンにおける人の狂犬病発生状況
| 年度 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
| 発生数 | 266例 | 245例 | 259例 | 262例 |
セブ島で狂犬病に感染するリスクと原因
では、どのようにしてセブ島で狂犬病に感染し、どのようなセブ島滞在場面で感染リスクが上がるのでしょうか。
観光・留学前にリスク回避のためにも事前に確認しましょう!
主な感染経路(犬・猫・コウモリなど)

フィリピンを始めとするアジア圏は、狂犬病が発症する主なケースは「犬」となります。
しかしながら、狂犬病は他の動物から噛まれて感染するケースもあります。
狂犬病の主な病原体は「狂犬病ウイルス」です。
以下の動物に噛まれないよう注意する必要があります。
| アジア | 犬、ネコ |
| アメリカ | キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ネコ、犬 |
| ヨーロッパ | キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ネコ、犬 |
| 中南米 | 犬、コウモリ、ネコ、マングース |
主に狂犬病に感染した動物に咬まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口より体内に侵入することウィルスが伝染します。
傷口や目や唇などを舐められた場合も感染する確率が高いので注意が必要です。
また、セブ島の野犬が引っ掻いた場合も、狂犬病に感染するリスクがあります。
フィリピン以外の狂犬病感染者数

世界保健機構(WHO)の推計によると、世界では年間に約5万5千人の人が亡くなっています。このうち3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。
インドや中国などアジアでの発生が大部分ですが、アフリカ、ヨーロッパ、北米・中南米など全世界でみられます。
現在、狂犬病の発生がない国は、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、日本、グアム、ハワイ、フィジー諸島のみとです。
年間に約5万5千人
観光客が遭遇しやすいシチュエーション
セブ島を含むフィリピンでは、多くの野犬を日常で目にします。野犬の多くは飼い主がおらず路上をうろついております。
フィリピンは日本と同じく、犬を飼う際には予防接種を受ける義務がありますが、実際は全体の10%のみしか受けておらず、フィリピンは常に狂犬病と隣りあわせの環境と言えます。
街中で野犬・猫に出会い、何気なく頭を撫でようと手を出したら、噛まれる、または引っかかれるケースが日本人観光客の中でもあります。
セブ島旅行前にできる狂犬病予防策
- むやみに動物に近づかない
- 狂犬病ワクチン予防接種を受ける
狂犬病に感染しないように予防策として、「むやみに動物に近づかない」ことが大切です。もしくは事前に「狂犬病ワクチン予防接種」受けることも良いでしょう。
セブ島で、狂犬病にかかった日本人観光客・留学生はほとんどいないことが現状で、事前に狂犬病の予防接種を受ける方は少ない印象です。理由としてはワクチンが高額な上、定期的なスケジュールに沿ってワクチン注射が必要となるからです。
基本的には、狂犬病ワクチンは野犬・猫に噛まれた後に行います。
もし噛まれたら?セブ島での緊急対処法
狂犬病は発症すると治療法は現在無く、ほぼ100%の方が亡くなります。
動物にかまれたら、まず傷口を流水と石鹸でよく洗い出しましょう。
その後、医療機関を受診し、傷の手当てと狂犬病ワクチンの接種(暴露後ワクチン接種)を受けて下さい。
ワクチン接種は0, 3, 7, 14, 30日の計5回接種します。そして、日本帰国時に検疫所(相談室)に相談しましょう。
日本で医薬品として承認されているワクチンは以下の2種類です。
- KMバイオロジクス株式会社「組織培養不活化狂犬病ワクチン」
- グラクソ・スミスクライン株式会社「ラビピュール筋注用」
狂犬病の予防接種を受けられる医療機関については、検疫所のホームページから確認可能です。
セブ島・狂犬病の参考情報
セブ島狂犬病参考情報を以下にまとめてみました。
外務省領事サービスセンター
電話:03-3580-3311(内線)2902,2903
外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:03-3580-3311(内線)5367
外務省
海外安全ホームページ
在フィリピン日本国大使館
電話: (63-2) 551-5710
在セブ領事事務所
電話: (63-32) 231-7321
セブドクターズホスピタル(日本語対応)
電話番号:032-516-3341
対応時間:月〜土 8:30〜17:30
チョンワホスピタル(日本語対応)
電話番号:063-32-318-6057
対応時間:月〜土 8:30〜17:30
UCメディカルセンター
電話番号:032-350-2656
対応時間:月〜土 8:30〜17:30
マクタンドクターズホスピタル
電話番号:032-318-6063
対応時間:月〜土 8:30〜17:30
セブ島の狂犬病よくある質問(FAQ)
下記では、セブ島狂犬病でよくある質問をまとめて紹介します。
【まとめ】狂犬病は正しい知識と予防で防げる!
セブ島での狂犬病リスクは、観光客にとっても無視できません。正しい知識と対策を事前に身につけておくことで、感染のリスクは大きく減らせます!
特に注意したいポイントを以下にまとめます:
- 狂犬病は発症すると致死率ほぼ100%。治療法はなく、発症後は命を落とす極めて危険な感染症。
- 犬だけでなく猫や野生動物からも感染のリスクあり。傷口をなめられるだけでも感染する可能性がある。
- セブ島を含むフィリピンでは野犬が多く、ワクチン未接種の犬も多数。 無闇に近づかないことが大切。
- 旅行前にワクチン接種も検討を。特に長期滞在者や動物と接する機会がある方は接種を推奨。
- 噛まれた場合はすぐに流水・石鹸で洗浄し、医療機関へ。暴露後ワクチン接種を速やかに行うことが命を守る鍵。
- 帰国後は検疫所にも相談を。狂犬病が疑われる場合、帰国後の対応も忘れずに。
安心してセブ島を満喫するには、「予防」と「知識」が最も大切な旅の準備です。少しでもリスクを感じたら、医療機関へ相談するようにしましょう。
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