「フィリピンはゲイが暮らしやすい国って本当なのでしょうか?」
実は、フィリピンアジアで初めてLGBTのパレードを行ったり、世界的にもフィリピンはLGBTが住みやすい国として認知されています。
今後はフィリピンで同性婚が認められる日がくるかも知れません。
今回の記事では、そんなフィリピンのLGBT事情を細かく紹介していきます!
- フィリピンのLGBTを知りたい方
- フィリピンのLGBTの出会い方を知りたい方
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フィリピンのLGBT

「LGBT」とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーとまとめて呼ぶ総称で、フィリピンはLGBTに優しい国の一つと言われています。
フィリピンのLGBTは、ジェンダーに関する教育があり年々、一般に容認されており、政治活動やLGBTコミュニティの可視化も進んでいます。
フィリピンの成人の73%が、「同性愛は社会に受け入れられるべきである」と考えており、22%が「同性愛の結婚を支持」すると世論調査があり、フィリピンはLGBTに優しい国と言えそうです。
- 同性間の性交渉:「合法」だが不道徳行為として罰せられる可能性あり
- 同性結婚:認められておらず
- 同性カップルによる養子縁組引き受け:可能
- 同性愛者の軍隊勤務:2009年よりLGは可能
LGBTが住みやすい国・フィリピン

2002年の調査では、15〜24歳のフィリピン人の11%が同性とセックスした経験があり、10人に1人は同性を恋愛対象と見ています。
LGBTが暮らしやすい国ランキングの上位は、ニュージーランド、アイスランド、カナダなどの欧米諸国多い傾向にありますが、アジアで最も高い順位は22位の「フィリピン」です。
ちなみに他のアジア諸国は、日本が50位、台湾が39位、韓国が69位、中国が73位です。
フィリピンのLGBTは本当に幸せなの?

しかしながら、LGBTはフィリピンで仕事探し、結婚の権利、ビジネスを始める上でも偏見により不利になるケースがあります。
フィリピンのLGBTは、異性愛者に比べて自殺率と自殺願望する方が多い傾向にあり、フィリピンの約1,200万人のLGBTが差別を経験しています。
フィリピン・LGBTのセックス事情

フィリピンでは、成人の同性同士が合意に基づいた非商業的で、私的空間における性行為は犯罪とみなされません。
但し公共の場においての性的行為は、不道徳行為として刑法200条にて禁止されてます。
18歳未満の場合、金銭などの利益を伴う場合や、斡旋などに基づくものは同意として認められていません。
フィリピンのゲイの言語

フィリピンのLGBTコミュニティには、専用の用語が存在します。
ゲイの専門用語は「Swardspeak(スワードピーク)」と呼ばれ、タガログ語と英語、隠語、カントスラングを織り交ぜた言語です。
LGBTコミュニティ内で使用される言語で、お互いがLGBTであると認識しやすくしています。
スワードピーク以外にも、LGBTコミュニティで使用される専用言語が存在するようです。
フィリピンLGBTの同性婚

フィリピンでは、同性結婚は法的に認められていません。
その背景には宗教的な要因が強く、キリスト教徒がフィリピンの大多数を占めており、カトリックの教えでは、同性愛などが禁止されています。
フィリピンの立法府では、「フィリピンの同性結婚を支持する法律」が何度か提案されていますが、法案は可決されていません。
フィリピンのLGBTを守る法案

2017年9月20日に、フィリピンでのLGBTの権利(LGBT Rights Bill)を承認しました。
この法案は、LGBTの人々に対する差別行為を禁止し、罰則を科しています。
違反した場合、10〜50万ペソの罰金、または1〜6年間の懲役を科せられます。
具体的な例としてLGBTに対して、公共サービスへのアクセスを拒否、入学を拒否、、教育機関やトレーニング機関からの追放、医療サービスへの拒否などが含まれています。
フィリピンのLGBTのイベント

1994年6月26日にケソンメモリアルサークルでアジア初、そしてフィリピンで初めてのLGBTコミュニティによるパレード「プライドマーチ」が行われてから、毎年、フィリピンではLGBTのイベントは開催されています。
パレードはフィリピンの首都マニラで行われ、2018年度は約20,000人の方が参加した大型イベントでした。
主催者は、ソーシャルメディアを使用してフィリピンのLGBTコミュニティが行っている擁護活動やイベントを宣伝しています。
フィリピンのLGBT権利擁護団体は著名なもので5つ程あり以下で紹介します。
- UP Babaylan
最も古く規模の大きい
- Progay-Philippines
アジアで最初のゲイマーチ開催した
- LAGABLAB
1999年設立
- STRAP
トランスセクシャルやトランスジェンダーをサポート
- TEAM PILIPINAS
人権擁護イベント開催
フィリピン・LGBT歴史

フィリピンのLGBT文化が栄えたのは、1970年代のフェルディナンド・マルコス独裁政権の時代でした。
同性愛についての大衆的な言説や、同性愛者をテーマにした映画が公開され、マラテ地区のゲイバー「ココ・バナナ(Coco Banana)」がブームとなりました。
1990年代には、政治意識の高いLGBTにより運動が活発化し、LGBTコミュニティが開催したパレードなどが模様され、現在ではフィリピンはLGBTが住みやすい国の1つとなりました。
フィリピン・LGBTの出会い方

ソーシャルネットワークが普及する前のフィリピンは、主に映画館、公園、サウナなどに集い、LGBTのパートナーを探していました。
しかし、この方法ではリスクがあり、相手探しのために通りをうろつくだけで浮浪罪に問われたり、警察によって強制捜査される恐れがありました。
安全であるゲイバーに集うことも可能ですが、多くの方はゲイと特定されることを恐れ、あまり足を運ばない方も多いようです。
現代のフィリピンのLGBTの出会い方は、出会い系サイト・アプリのプラネット・ロメオ(Planet Romeo)、グリンダー(Grindr)などを使用します。
出会い系サイト・アプリを使用することで、リスクを追わず、ゲイと特定されずに好みの相手を探すことが可能になりました。
フィリピンで最も人気の出会い系サイト「プラネット・ロメオ」は674万人の利用者登録がおり、そのうち4〜5%のユーザーはフィリピン人と言われています。
ドゥテルテ大統領は元ゲイだった

2019年5月30日のフィリピン大統領・ロドリゴ・ドゥテルテ氏が来日した際の発言では「自分はかつて同性愛者だったが治した」と述べたことが物議を醸しています。
ドゥテルテ氏は、「元妻のエリザベス・ジマーマンに出会う以前は同性愛者」と述べ、「元妻・ジマーマンとの関係を始めて、私は男になった」と発言しています。
ドゥテルテ氏は、2016年に大統領に当選する以前に「同性婚の導入」を唱えていましたが、まだ現実化になっていません。

フィリピンのLGBTめとめ

フィリピンのLGBTは、アジアの中で最も住みやすく、国民の理解度もあるため、今後はフィリピンが同性結婚が可能になることが期待できます。
日本のLGBTは、異性愛者と比べ自殺未遂率が3.5倍高い傾向にあります。日本で生きづらいLGBTの方は、一度、フィリピンを訪れると気持ちが楽になるかも知れません。
上記を参考に、素敵なパートナーをフィリピンで探してみて下さい♪
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