『フィリピンのマニラにあるゴミ山・スモーキーマウンテンをご存知ですか?』
フィリピンの貧困層は、ゴミの中からリサイクル可能な品を集めて生計を立てています。
ゴミの山で生活をしているため、衛生状態が悪く、生活の質は極めて低いです。
今回の記事では、そんなフィリピンのゴミ山・スモーキーマウンテンをご紹介致します!
- スモーキーマウンテンを知りたい方
- フィリピンの貧困層の生活を知りたい方
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フィリピンのゴミ山『スモーキーマウンテン』

『スモーキーマウンテン』として世界的に知られているゴミ山はフィリピンのマニラ・トンド地区に存在します。
この呼名は、ゴミ山のタイヤや木材が自然発火し、火が絶えないため、スモーキーマウンテンと呼ばれています。
収集された廃棄物は、200万トン以上、高さ50メートルの巨大なゴミの塊で、酷い異臭を放ち、このエリアの空気は汚染されています。
1960年代から廃棄物の集積が始まり、1995年にスモーキーマウンテンの閉鎖され、その後、現在のようなスラム街に発展しました。
当時のスモーキーマウンテンは、マニラの貧困層25,000人以上が生計を立てるために、ゴミを拾いを行っていました。
このスモーキーマウンテンは、世界で最も貧しい地域の1つと言われていました。
現在は、高い壁で覆われており、ゴミ山のエリアは許可証を持った人のみが入ることが許されています。

フィリピンのゴミ山・スモーキーマウンテン『お金の稼ぎ方』

スモーキーマウンテンの住人は、早朝から廃棄物を降ろすごみ収集車を待つことから始まります。
毎日、約500台のトラックが都市から約1,200トンのゴミを運び、その中から価値のあるものを見つけます。
何人かの人は、誰よりも最初にゴミを漁りたいが為に、運転中のゴミ収集車に飛び乗り着いていきます。
彼らは、リサイクル可能な『プラスチックや鉄』などを収集し、1日あたり約100〜300ペソ(200〜600円)を稼ぎます。
フィリピンでは、この様にゴミを漁り生計を立てる人をスカベンジャー(Scavenger)と呼んでいます。
スカベンジャーの全身は汚れ、食べ物も限られているので痩せ型の方が多く、中にはゴミの上を素足で歩く方もいます。

フィリピンのゴミ山・スモーキーマウンテン『生活』

スモーキーマウンテンで生活する一般的な家庭は、新鮮な肉や野菜を買う余裕がないため、米や塩気の効いた干物を食べています。
ほとんどの家は、水も電気も通っておらず、衛生状態が悪く、ボウフラの温床となり蚊の大量発生が起きています。
トイレの設置も無いため、居住者は必要に応じて、5ペソを払い、公衆トイレを使用します。
電気は、夕方6時半から翌朝6時半までの毎日12時間のみ供給されていまが、日中は扇風機も使えずに蒸し暑い中を過ごさなければなりません。
現在でも、スモーキーマウンテンに約1万人が住んでおり、公共施設の学校などもこの地域に存在しています。

フィリピンのゴミ山・スモーキーマウンテン『歴史』

スモーキーマウンテンは、40年以上にわたって200万メートルトンを超える廃棄物が集められ、1995年に閉鎖されて以降も、ゴミの山はそのままとなっています。
1969年には、米国住宅局とR-II Builders Inc.の合弁契約で、スモーキーマウンテンに低コストの住宅を建設し、スラムに住む貧困層の公営住宅へと変わりました。
スモーキーマウンテン閉鎖後は、多くの多くのスカベンジャーは、別の大きなゴミ収集場・パヤタス・ダンプサイトに移動しました。
2007年の時点では、約8万人がパヤタス・ダンプサイトに住んでいるとされています。
ちなみにマニラでは、1100万人を超える住民の約50%がスラム街に住んでいると言われています。

フィリピンのゴミ山・スモーキーマウンテン『ツアー』

マニラのスモーキングマウンテンを一般が見て回れる日帰りツアーも存在するようです。
このツアーでは、1日2回のツアーが開催され、このエリアを歩いてみて回ります。
ツアーの予約サイトはコチラから確認できます。
フィリピンのゴミ山『スモーキーマウンテン』まとめ

スモーキングマウンテンの公営住宅に住む、住人の生活に改善が現れ、一部の若者は大学まで通うことまで出来ている人もいるようです。
今後、スモーキングマウンテンを含めたフィリピンの貧困層の生活が少しでもマシな生活が送れることを願います。
また、このエリアを訪れる際は、身の回りの貴重品に気をつけて訪れて下さい。
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