今回の記事では、「なぜフィリピンは貧しいのか?」と題して、フィリピンの貧困の現状と、なぜ貧困層がなくならないのかを徹底的にご紹介致します。
フィリピンの貧困問題は、無計画な人口増加や、行き届いてない性教育とも大きな影響が及んでいることがよく分かります。
フィリピンの貧困の現状を知りたい方は最後まで記事を読んでみて下さい!
- フィリピンの貧困の現状を知りたい方
- フィリピンの格差社会を知りたい方
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なぜフィリピンのは貧しいのか

16.6% / 1,760万人
フィリピンの貧困層は1日あたり約1.25ドルで生活しなければならない現実があります。
近年、フィリピンの貧困率の低下にもかかわらず、国の人口の16.6%は依然として貧困以下で暮らしています。この数字は約1,760万人のフィリピン人を指します。
フィリピンの経済成長は近隣諸国と比較して低く、貧困の減少率は、中国、タイ、インドネシア、ベトナムなどの他の東アジア諸国と比較して遅い傾向にあります。
フィリピンの農村部は、特に貧困率が高く、都市部の13%と比較して36%です。
しかしながら、フィリピン都市部の貧困も近年着実に増加しており、原因は給与の高い雇用が不足していること等で、失業者や低所得の移民が住宅を買う余裕が無い方が含まれています。
一方、基本的な食糧ニーズを満たすことの出来ない不十分な収入のフィリピン人は、5.2%とされ、約80万人と言われています。

フィリピンの富裕と貧困

フィリピンの経済成長と比べた際に、貧困改善のペースは鈍く、一部では国民の4分の1以上が貧困状態にあるといわれています。
特に、富裕層と貧困層の所得の格差が大きく、わずかな富裕層が多くの富を得る一方で、多くの貧困層が生活に困窮しています。
また、フィリピン国内の雇用が不足している為、高い失業率と海外出稼ぎ(OFW)が多いことは、フィリピンの課題であります。
フィリピンの貧困に必要な最小収入額

フィリピンの貧困に必要な最小収入額は、月額で10,481ペソと言われています。
1か月で5人家族の基本的な食品と必要最低限の日常品を購入可能な金額です。
つまり、この金額より稼ぐことが出来ない場合、フィリピンでは貧しい生活を送らなければなりません。
フィリピンが貧困の理由と背景

フィリピンの貧困の主な原因は以下となります。
- 貧困削減の低い成長弾力性
- 農村部の生産性の遅い成長
- 不十分な社会インフラ
- 高水準の人口増加
- 自然災害
貧困の主な原因の1つは「管理されていない人口の増加」です。
貧困層はより大人数の家族を持つ傾向があるため、保健サービスや性教育にアクセスできず、子供が増え、貧困サイクルが続くことになります。
フィリピンの貧困地域では一般的に出生率が高く、全体の平均は2.8人と比較して、貧困層の女性は3.8人の子供を持ちます。
フィリピンの人口増加率は世界的に高く、12番目で年率1.89%の成長を続けています。
他の原因として「自然災害に対する脆弱性」が指摘され、フィリピンの自然災害は1990年以来、230億米ドルの損害をもたらしています。
DWによれば、フィリピンは台風、地震、火山に対して世界で最も脆弱な国と言われています。
フィリピン貧困層は農業労働者が多数

フィリピンの貧困層の主な仕事は、農業労働者が多く、自営業の農家、漁師などです。
2001年の資料では、フィリピンの貧困層の77.4%が農村部で暮らしていることが判明しました。
フィリピンの就労人口は35.8%のみで、農業・林業・水産業のことを指す「第一次産業」の就労人口は、その内3分の1を超える14.1%です。
農林水産業における生産性が低いにも関わらず、フィリピンには約1,230万人の農業労働者と、その就労者に依存している家族を含めるとその2~3倍の人口が第一次産業に依存していることになります。
またフィリピンの農家は、自然災害や紛争が発生しやすい地域に住んでおり働く上でのリスクが非常に大きいです。
ちなみに、フィリピンの貧困世帯の約58%は、家族に6人以上のメンバーがおり、子供を養わなければなりません。

フィリピン都市部の貧困層

フィリピン都市部の貧困層は、まともな生活環境を持っておらず、主要都市・マニラなどは、非公式の集落であるスラム街に住んでいます。
マニラに住む貧困層は、より良い経済的機会と生計を求めて、他の州から上京してきた方が多数です。
これらの家には適切な設備が含まれておらず、環境にもあまり良くありません。
フィリピンが貧困から抜け出す方法

フィリピンの貧困は以下の行動の継続により減少すると言われています。
- フィリピン人が農業以外で仕事を得て、収入を増やす事
- 子供が教育や医療サービスを利用出来る政府プログラム・4Psを使用する事
- 国内および海外ソースからの送金の継続
フィリピン政府の社会保護プログラムの支援により、極度の貧困状態にある家族へ条件付き現金振替プログラムを通じて現金援助を受けることができます。
その他に予防接種、学校への入学などの支援が可能とされています。
米国フィリピンパートナーシップ・USAIDは、自然災害の影響を受けた方を支援するプログラムを開始しました。
国際農業開発基金・IFADは、フィリピンの農村住民の収入と食料安全保障を改善するために活動しています。
フィリピンが貧困の理由まとめ

フィリピンの貧困問題は、長年に渡って問題視されていますが、「過剰な人口増加」を止めない限り今の貧困サイクルは今後も続くのではないでしょうか。
特に、フィリピンの貧困層の女性は、若くして子供を生むため、早い時期に正しい性教育と避妊を行わないといけないのではないでしょうか。
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