『フィリピンのテロ組織・アブ・サヤフをご存知ですか?』
主に、フィリピン南部のホロ島やバシラン島など、スールー諸島及びミンダナオ島のサンボアンガ半島を拠点とするイスラム主義組織で、フィリピン警察や軍相手にゲリラ戦を行うテロ組織です。
今回の記事では、そんなフィリピンの【アブ・サヤフ】についてご紹介致します!
- アブ・サヤフを知りたい方
- フィリピンのテロ組織を知りたい方
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アブ・サヤフ【フィリピンのテロ組織】

アブ・サヤフ(Abu Sayyaf)とは、フィリピンのイスラム主義組織であり、フィリピン政府とアメリカ合衆国連邦政府によってテロ組織に指定されている。
1991年にテロ組織・モロ民族解放戦線から分離した組織が「アブ・サヤフ」で、指導者はアブドラガク・ジャンジャラーニです。
アブ・サヤフは、フィリピン南部のホロ島やバシラン島など、スールー諸島及びミンダナオ島のサンボアンガ半島などを拠点とします。
彼らの活動は、主にフィリピン警察や軍相手にゲリラ戦を行い、国外であるマレーシアやインドネシアでも活動を行うようになりました。
アブ・サヤフのメンバー

アブ・サヤフに属するメンバーは、2017年3月時点でアブ・サヤフは最大500人程度のメンバーがいましたが、その後に殺害や逮捕が行われ、現在では、2022年11月現在では約130人とされています。
2017年には、アブ・サヤフにマレーシア人、インドネシア人、シンガポール人などの外国人メンバーが含まれていることも判明しました。。
アブ・サヤフの目的と攻撃対象

アブ・サヤフの目的は、同国中部・ビサヤ地方及び北部・ルソン地方に『イスラム国家を設立する』ことです。
このエリアは以前、『スールー王国』として、1450年代にイスラム教国として存在していました。
また、アブ・サヤフは、フィリピンのルソンやビサヤなどの地域からミンダナオに移住したキリスト教開拓者を追放することを目指しています。
攻撃対象は、ムスリム地域に居住したキリスト教徒、そしてフィリピン政府、個々の標的には,治安部隊、民間人、施設などが含まれます。
フィリピンのテロ組織 アブ・サヤフの『活動』

アブ・サヤフは、主にミンダナオ島で、フィリピン警察や軍を相手にゲリラ戦を行います。
他には、誘拐及び身代金の提示、爆撃、斬首、暗殺なども行います。
フィリピン国外でのアブ・サヤフの活動では、マレーシアやインドネシアが記録されています。
しかしながら、1998年にアブ・サヤフの指導者・カダフィ・ジャンジャラーニがフィリピン警察との銃撃戦で殺害されました。
その後、アブ・サヤフは、『イスラム社会の独立運動を行うグループ』と、『強盗や身代金目的の誘拐を繰り返す犯罪集団』の2つに分裂しました。
フィリピンのテロ組織アブ・サヤフの『テロ活動』

1995年4月
アブ・サヤフの最初の大規模な行動は、ミンダナオ島のイピルの町を襲撃をしました。
2000年4月
ボルネオ島近くのシパダン島から西洋の観光客を含む21人を誘拐しました。
2001年5月
フィリピンのパラワンから、3人のアメリカ人と17人のフィリピン人を誘拐しました。
2002年10月
サンボアンガのフィリピン軍基地近くで爆弾が爆発し、米国軍人が死亡しました。
2004年2月
マニラ湾でスーパーフェリー爆撃し、132人を殺害しました。これは、フィリピン史上最悪のテロ事件として知られています。
2005年
「バレンタインデー爆破事件」が起こり、マニラ、ダバオシティ、およびジェネラルサントスで、8人が死亡、150人以上が負傷しました。
2014年9月
ドイツ人人質の殺害予告を行ったが、翌10月に人質は解放されました。
2015年9月
サマール島のリゾートホテルをボートで襲撃し4名が誘拐されました。
2016年11月
マレーシアサバ州沖をヨットで航海中だったドイツ人男性を誘拐し、妻を銃殺しました。
2017年
誘拐したドイツ人男性に対して、身代金3,000万ペソ要求しましたが、解放交渉は進まず、要求期限となりドイツ人は殺害され、斬首場面の映像で公開されました。

フィリピンのテロ組織アブ・サヤフの『歴史』

フィリピンのイスラム主義組織アブ・サヤフの指導者である、カダフィ・ジャンジャラーニは、アフガニスタン紛争が終わった後に、故郷であるフィリピンのバシラン州へ帰り、ミンダナオ島周辺のイスラム社会の独立を行おうとしました。
フィリピンでイスラム社会の独立を行う際に結成されたのが、武装組織『アブ・サヤフ』です。
アブ・サヤフの名前の由来は、かつて共に戦ったアブドゥル・ラスル・サイヤフからとった名です。
アルカーイダのラムジ・ユセフなどから軍事援助を受け活動を行っています。
フィリピンのテロ組織アブ・サヤフ『まとめ』

フィリピンは、年々治安は良くなっていますが、テロ組織のアブ・サヤフは現在の2020年でも活動を行っています。
特に、アブ・サヤフの拠点とされているフィリピン南部のホロ島やバシラン島など、スールー諸島及びミンダナオ島のサンボアンガ半島はなるだけ近づかないように心掛けましょう!
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